2019年 05月 25日
うましむずかしチョウセンハマグリ |
名前から朝鮮をイメ-ジしがちだが、れっきとした日本の在来種なのだという。内湾や河口に多いハマグリに対し、外洋性のチョウセンハマグリは漢字で書くと汀線蛤。さて、昨日のエントリ-で「詳しくは食べてから」としたのは、外観で見分けるのは素人には至難の業だが、殻の内側には両種のはっきりとした違いがある・・・ということを知ったからだ。
(注)「日本近海産貝類図鑑」[第二版] 奥谷喬司編著 東海大学出版部発行によると「套線湾入が極めて浅いハマグリに対し、チョウセンハマグリは套線湾入が深く、套線後端が腹縁側へ突き出す」とある。
というわけで套線湾入なるものをいくつかのサイトで確認し、食べた後に殻の内側を注意深く観れば、それらしい深い切れ込みが認められる(ひらがなの「て」の形の、下方の内側に湾入する線)。このことから今回の貝はチョウセンハマグリとした。
ハマグリとチョウセンハマグリ、味の違いはもっとわからない。とにかく、吸い物の驚異的な旨さ。
by thesakana
| 2019-05-25 13:00
| ■ チョウセンハマグリ
|
Comments(2)